ファンタジー、大正、大正浪漫、怪談、怪異、ホラー、美女、魔性、

幻想怪異譚

黒猫・その18

黒猫・その17のつづきエピソード。 髪結いのお島と盲人富の市の謀略によって囚われの身となったお小夜。 あわや富の市の毒牙にかかるその手前でお島が鋭い声を上げて制し、九死に一生を得るのだった。 お島はお小夜の猿轡を外し、思い残すことがあれば託(ことづけ)よと伝える――― 感想・リクエストもお待ちしています http://izumikyouka.com/2-2/ 最新のエピソードはこちらから聴けます http://izumikyouka.com
幻想怪異譚

黒猫・その17

【クリックでPodcastページへ】お島の罠に嵌り、捕らえられたお小夜。縛られ、口をふさがれて横たわるその姿を、お島は冷ややかな目つきで見下ろすのだった。
幻想怪異譚

黒猫・その11

黒猫・その10のつづきエピソード。 普段は聡明な上杉家令嬢の小夜子が 自身の母と愛猫の黒猫に対しては幼児のようにあどけなく振る舞うように、絵師の二上秋山もまた、髪結いのお島にだけは心を開いていた。 それは姉と弟のように純粋無垢な感情であったがお島の方は秋山に対して恋心を抱き、いつかは秋山の妻になること望んでいた(タイトルクリックでページを開く)
幻想怪異譚

黒猫・その9

黒猫・その8の続きエピソード。 お島が訪れた粗末な家。 住まいの主は、新進気鋭の絵師・二上秋山(ふたかみしゅうざん)であった。気心の知れた様子で、仲睦まじまそうに軽口をきき合う二人。(タイトルクリックでページを開く)
幻想怪異譚

黒猫・その8

黒猫・その7の続きエピソード。謎の女、お島(しま)。 実は腕の良い髪結いで、新橋の名妓の嫁入りに付き従って、この田舎町へとやってきたのだった。 お島は金銭にほだされることなく己の眼力で客を選ぶという、見た目に違わぬ気性の持ち主。そんなお島が向かったのは、粗末なあづまやであった。 そこに住まっていた人物とは――(タイトルクリックでページを開く)
幻想怪異譚

黒猫・その7

黒猫・その6の続きエピソード。 盗賊の襲撃が、謎の女によって仕組まれた八百長だったことを知って絶望する富の市。 女はそんな富の市を憐みつつ、企てのいきさつを語る。 高嶺の花である武家の娘・お小夜への想いを遂げるためには、(タイトルクリックでエピソードを聴く)
幻想怪異譚

黒猫・その5

黒猫・その4の続きエピソード。 富の市(とみのいち)のお小夜への敵わぬ恋と執着心に同情し、富の市を袖にしたお小夜に、怒りにも似た気持ちを抱く盗賊・千吉(せんきち)。 富の市が思いを遂げるために、千吉は(タイトルクリックでつづきをよむ)