幻想的

幻想怪異譚

黒猫・その22

自らが犯した罪を悔いるお島。お島自身が富の市の妻となることで富の市(とみのいち)のお小夜への邪な企てを何とか踏みとどまらせようとするも命懸けで想いを遂げようとする富の市には通用しない。
幻想怪異譚

黒猫・その21

お島はお小夜の想いに胸を打たれ、富の市にお小夜を諦めるよう詰め寄る。 本懐を遂げんとする目前の富の市は必死で抗うが、お島の決意は固い。
幻想怪異譚

黒猫・その20

富の市の執念から逃れられないと観念したお小夜は 心に秘めていた思いをお島に語りだす。
幻想怪異譚

黒猫・その19

髪結いのお島の計らいによって縛を解かれた令嬢・お小夜は富の市に向かい、語り始める。
幻想怪異譚

黒猫・その17

お島の罠に嵌り、捕らえられたお小夜。縛られ、口をふさがれて横たわるその姿を、お島は冷ややかな目つきで見下ろすのだった。
未分類

Instagramはじめました

Instagram始めました。11月4日は泉鏡花の誕生日。幼少時の思い出を綴ったエッセイを投稿しました。アカウントをお持ちの方はぜひご覧になってくださいね。
幻想怪異譚

龍潭譚(りゅうたんだん)・その1~躑躅か丘(つつじかおか~)~

明治29年発表。少年・千里は優しい姉の言いつけを肯(き)かずに、こっそりと家を出て遊びに行く。燃え盛るように赤い躑躅の繁みへと足を踏み入れると、五色にきらめく美しい「毒虫」が千里の顔をかすめる。毒虫退治に夢中になり躑躅の迷路を駆け回っているうちに、千里の視界は赤い躑躅ばかりに塞がれて、自分がどこから来たのか、どこへ行けばよいのか道に迷ってしまう―――。
幻想怪異譚

妙の宮(たえ の みや)

明治28年発表。「妙の宮」と呼ばれる山中の社に夜遅く肝試しに訪れた、美しい少年士官。空まで続くような石段を登る半ばで、懐の金時計が鎖だけ残して消えていることに気づく。
大正期発表作品

人魚の祠【後編】(にんぎょ の ほこら)

人魚の祠【前編】のつづき。桃源郷のごとく幻想的な沼辺で、工学士が目にした風景。靄に包まれた中に現れたのは釣りをする三人の美女の姿だった。