【明治28年発表】
黒猫・その12のつづきエピソード。
絵師の卵・二上秋山と婀娜な髪結い師・お島は、互いが恋仲になることを断じる「別れの盃」を交わしていた。
秋山への想いを懸命に断ち切ろうとするお島。
そんな折にお島を訪ねて来たものがある。上杉家に使える下女のお三(さん)であった。
お三は上杉の令嬢・お小夜がお島の髪結いを所望しているという。
秋山の想い人を見透かしていたお島は、意味ありげにお小夜の髪を島田髷に結いあげることを告げて秋山宅を後にした。
お小夜の邸宅へと向かう道すがら、お島を呼び止める声。その主とはーーー。
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