黒猫・その3

【鏡花怪異譚】明治28年発表

黒猫・その2の続きエピソード。

清らかな優しさから盲人の富の市に手を差し伸べたお小夜(さよ)。

卑しい心を催した富の市に引き倒され、手籠にされそうになるが、寸でのところで釣りから帰った弟の秀松(ひでまつ)に助けられる。

怒りに任せて富の市を打ちのめそうとする秀松だったが、富の市が頭から血を流しているのを 見たお小夜は秀松を諌めるのだったーーー

※注※ 岩波書店版全集では、原作が一部欠けたまま収録されています。 文章をできる限り再現するために物語の途中で終了していますが、不具合ではありません。

タイトルとURLをコピーしました