幻想的

幻想怪異譚

黒猫・その17

【クリックでPodcastページへ】お島の罠に嵌り、捕らえられたお小夜。縛られ、口をふさがれて横たわるその姿を、お島は冷ややかな目つきで見下ろすのだった。
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Instagramはじめました

Instagram始めました。 11月4日は泉鏡花の誕生日。 幼少時の思い出を綴ったエッセイを投稿しました。 アカウントをお持ちの方はぜひご覧になってくださいね。
幻想怪異譚

龍潭譚(りゅうたんだん)・その1~躑躅か丘(つつじかおか~)~

明治29年発表。 少年・千里は優しい姉の言いつけを肯(き)かずに、こっそりと家を出て遊びに行く。 燃え盛るように赤い躑躅の繁みへと足を踏み入れると、五色にきらめく美しい「毒虫」が千里の顔をかすめる。 毒虫退治に夢中になり躑躅の迷路を駆け回っているうちに、千里の視界は赤い躑躅ばかりに塞がれて、自分がどこから来たのか、どこへ行けばよいのか道に迷ってしまう―――。
幻想怪異譚

妙の宮(たえ の みや)

明治28年発表。 「妙の宮」と呼ばれる山中の社に夜遅く肝試しに訪れた、美しい少年士官。空まで続くような石段を登る半ばで、懐の金時計が鎖だけ残して消えていることに気づく。
大正期発表作品

人魚の祠【後編】(にんぎょ の ほこら)

人魚の祠【前編】のつづき。 桃源郷のごとく幻想的な沼辺で、工学士が目にした風景。 靄に包まれた中に現れたのは釣りをする三人の美女の姿だった。