黒猫・その12

【明治28年発表】

黒猫・その11のつづきエピソード。

二上秋山への想いを断ち切るために、髪結いのお島は別れの盃を交わそうと秋山に申し出る。

酒肴を揃えて秋山と差し向かうと、お島は自分の恋心が実らない理由を今一度尋ねる。

言い淀んでいた秋山だったが、腹をくくると、ひそかに想いを寄せる女性がいることを告白するのだった。

一縷の望みを断ち切られたお島は、秋山への想いが消えるまで、再び会いには来るまいと、きっぱり宣言するーーー

感想・リクエストもお待ちしています http://izumikyouka.com/2-2/

ホームページでも アーカイブを配信中 http://izumikyouka.com/

最新エピソードはこちらから

眠れぬ夜に安らぎを〜泉鏡花の妖し(あやかし)物語

タイトルとURLをコピーしました