幻想怪異譚

黒猫・その10

黒猫・その9の続きエピソード。 心を許した様子で髪結い・お島に膝枕し、髭を当たって(剃って)もらう秋山。 姉弟ならずも仲睦まじい二人はいかなる関係なのか。 二人は内縁でも夫婦でも、人目を忍ぶ間柄でもなく(タイトルクリックでページを開く)
幻想怪異譚

黒猫・その9

黒猫・その8の続きエピソード。 お島が訪れた粗末な家。 住まいの主は、新進気鋭の絵師・二上秋山(ふたかみしゅうざん)であった。気心の知れた様子で、仲睦まじまそうに軽口をきき合う二人。(タイトルクリックでページを開く)
幻想怪異譚

黒猫・その8

黒猫・その7の続きエピソード。謎の女、お島(しま)。 実は腕の良い髪結いで、新橋の名妓の嫁入りに付き従って、この田舎町へとやってきたのだった。 お島は金銭にほだされることなく己の眼力で客を選ぶという、見た目に違わぬ気性の持ち主。そんなお島が向かったのは、粗末なあづまやであった。 そこに住まっていた人物とは――(タイトルクリックでページを開く)
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【眠れぬ夜のおしゃべり】竹屋の渡・後編

案内人・波華が、配信したエピソードについてつれづれにおしゃべり。 眠れない夜やリラックスしたい夜のお供に。 泉鏡花の短編【竹屋の渡】について語る後編です。 今回は、作品に登場する二人の美女について。(タイトルクリックでページを開く)
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【眠れぬ夜のおしゃべり】竹屋の渡・前編

案内人・波華が、配信したエピソードについてつれづれにおしゃべり。 眠れない夜やリラックスしたい夜のお供に。 泉鏡花の短編【竹屋の渡】について語る前編です(タイトルクリックでページを開く)
明治期発表作品

【泉鏡花】竹屋の渡【短編】

明治31年発表 エッセイ風短編。 隅田川を渡る船着き場「竹屋の渡(たけやのわたし)」での出来事。 まだ桜のつぼみも固い頃、早春の墨田堤へと向かうために主人公と友人は竹屋の渡を訪れる。 渡し船に乗り合わせた中には、婀娜な女性と若い美人の二人連れ。 船が岸を離れてからも華やかに戯れる二人であったが、ふいに一人が、(タイトルクリックでつづきをよむ)
幻想怪異譚

黒猫・その7

黒猫・その6の続きエピソード。 盗賊の襲撃が、謎の女によって仕組まれた八百長だったことを知って絶望する富の市。 女はそんな富の市を憐みつつ、企てのいきさつを語る。 高嶺の花である武家の娘・お小夜への想いを遂げるためには、(タイトルクリックでエピソードを聴く)
幻想怪異譚

黒猫・その6

黒猫・その5の続きエピソード。 突然現れた謎の女は、千吉に富の市を襲わせた張本人だった。 しかもまた、女と富の市とは顔見知りだという。 女は(タイトルクリックでつづきをよむ)
幻想怪異譚

黒猫・その5

黒猫・その4の続きエピソード。 富の市(とみのいち)のお小夜への敵わぬ恋と執着心に同情し、富の市を袖にしたお小夜に、怒りにも似た気持ちを抱く盗賊・千吉(せんきち)。 富の市が思いを遂げるために、千吉は(タイトルクリックでつづきをよむ)
幻想怪異譚

黒猫・その4

黒猫・その3の続きエピソード。 盲人の富の市(とみのいち)は盗賊に襲われるが、恐るどころか、金品を奪っても良いから殺して欲しいと盗賊に懇願する(タイトルクリックでつづきをよむ)